注目のスタートアップ

AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズを提供する「HMS」が3億円調達

company

2022年10月20日、HMS株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

HMSは、AIスマートカメラ「SiNGRAY」シリーズや、AI画像処理プラットフォーム「SiNGRAY NET」、エッジ・クラウドAIソリューションサービスを開発・提供しています。

「SiNGRAY」シリーズは、視覚センサーからAIソリューションまで活用できるAIカメラです。

2022年10月現在、世界最高速のVSLAMモジュール「Aシリーズ」、3Dピッキング用AIスマートカメラ「Rシリーズ」「Mini-Rシリーズ」、AI外観検査用スマートカメラ「Iシリーズ」、高精度3Dカメラ「StereoSTDシリーズ」「StereoPROシリーズ」を販売しています。

「SiNGRAY NET」は、既存のIPカメラをAIセンサー化するサービスです。

提供する「Edge Clouding AI Box」と接続することで、クラウド上でAI処理を可能とします。

今回の資金は、新製品・サービスの開発、マーケティング、採用活動の強化に充当します。

コンピューターの計算能力の向上により、AIにおける機械学習は大幅に進化しました。

これによりAIは急激な発展を遂げ、現在はあらゆるビジネスで活用されるまでになっています。

AIは、テキスト・画像・音声など、人間が読んで理解できるデータ(非構造化データ)の高度な分析・解析を可能としました。

画像認識は、カメラという一般的な機械でありながら、さまざまなデータの取得や解析ができることが特徴的です。

たとえば、製造業における製品・部品の不具合検出、自律ロボットにおけるセンサー、工事現場におけるウェアラブルカメラによる遠隔臨場、防犯カメラにおける不審者・異常行動の検知、スポーツにおける動作解析など、さまざまな領域で効率化や革新をもたらしています。

一方、中小企業などでAIカメラを導入する場合は、カメラなどのデバイスが高額であること、AIの学習に時間・コストがかかることなどの課題があります。

HMSの「SiNGRAY NET」は、既存のIPカメラ(ネットワークカメラ)をAIカメラ化できるソリューションであり、HMSが提供するAIモデル内であれば十数分の設定で運用開始できるという、安価かつスピーディな構築が可能であることを特徴としています。

AIといった最新技術は業務効率化にとって欠かせない技術となってきました。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 3D AI エッジ カメラ クラウド スマート センサー プラットフォーム 株式会社 画像処理 画像解析 画像認識 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

フェロトーシスを標的とした抗がん剤を開発する「FerroptoCure」が資金調達
2023年6月5日、株式会社FerroptoCureは、資金調達を実施したことを発表しました。 FerroptoCureは、慶應義塾大学 遺伝子制御研究部門にて開発した研究成果をもとに、東大IPC主催…
カスタムオーダーメイド品のプラットフォームを運営する「レスタス」が10億円調達
2022年12月23日、株式会社レスタスは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 レスタスは、カスタムオーダーメイド品のプラットフォーム「レスタス」を運営しています。 注文から原稿作成…
電通グループの「マイデータ・インテリジェンス」が情報銀行「MEY」のスマホ・アプリをリリース
株式会社マイデータ・インテリジェンスは、「MEY」のスマートフォン・アプリ版の提供の開始を発表しました。 併せて、「情報銀行トライアル企画」を、一般モニター約12,000名、参加企業全10社で、201…
AIアルゴリズム・モジュール開発とライセンス提供の「日本データサイエンス研究所」が資金調達
2019年11月5日、株式会社日本データサイエンス研究所は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、東京大学の松尾豊研究室の関係者が中心となって運営しているVCファンド「Deep30投資事業…
不動産投資アプリを運営する「Propally」が1.1億円調達
2025年7月3日、Propally株式会社は、総額1億1000万円の資金調達を発表しました。 Propallyは、個人投資家向け不動産投資アプリ「Propally(プロパリー)」と、不動産会社向け顧…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集