注目のスタートアップ

民間学童保育・幼児保育事業を展開する「ウィズダムアカデミー」が4.81億円調達

company

2022年7月25日、株式会社ウィズダムアカデミーは、総額4億8,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ウィズダムアカデミーは、幼児から小学生を対象とした民間学童保育「ウィズダムアカデミー」や、インターナショナルスクール事業を展開しています。

学校への出迎え、学外での習い事への送迎の付き添い、自宅への送り届け、おやつ・食事の提供、習い事の提供など、きめ細やかなサービスの提供を特徴としています。

2022年7月現在、東京・神奈川・名古屋・大阪の主要駅の近くを中心に、直営校20校、提携校15校を含む全国35校のアフタースクール、アフター幼稚園・保育園を展開しています。

今回の資金は、システム投資、人材拡充、企業体制の強化などに充当する予定です。

国内では共働き世帯の増加に伴い、待機児童問題が取り沙汰されるようになりました。

待機児童とは、保育の必要性が認定され、保育施設の利用を申し込んだものの、施設の空きがないなどの理由で保育施設の利用ができていない未就学児のことを指します。

女性の社会進出・就業率の向上や少子化の解消のためにはこの待機児童を減らす必要があり、政府はさまざまな取り組みを進めてきました。

その成果が出ており、2017年には全国で約2.6万人の待機児童がいましたが、2018年には約2万人へと減少しています。

それから3年連続で減少し、2021年には約5,600人となっていますが、この大幅な減少はコロナ禍によって保育施設の利用控えが起きたことが要因であると考えられています。

また、共働き世帯の小学生に遊び・生活の場を提供する学童保育(放課後児童クラブ)の利用動向については、施設数・利用児童数ともに年々増加傾向にあり、2021年の登録児童数は約3.7万人増の約134.8万人となっています。

一方で学童保育における待機児童数については、高学年にも開放された2015年から増加し、約1.7万人で推移しています。

2019年から2021年の間はコロナ禍もあってか減少に転じており、2021年には約1.3万人の待機児童数となっています。

ウィズダムアカデミーは、こうした環境の中で、子どもにより良い教育を受けさせたい、安心できる環境で子どもに生活させたい、といったニーズに対応するため、民間学童保育・幼児保育事業を展開しています。

社会課題の解決を目指すビジネスに大きな注目が集まっています。「冊子版創業手帳」では、起業家のインタビューを多数掲載しています。先人の思考を知ることは、新たなビジネスを生み出すことに役立つでしょう。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 子ども 教育 株式会社 習い事 資金調達 送迎
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
【2025年最新】起業・開業の強い味方!補助金・助成金おすすめ15選
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」を提供する「フツパー」が4.2億円調達
2022年8月1日、株式会社フツパーは、総額4億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 フツパーは、外観検査自動化AIサービス「メキキバイト」を提供しています。 クライアント企業の環境…
コラボレーション・ツール提供の「ヌーラボ」が資金調達
2020年3月3日、株式会社ヌーラボは、資金調達を実施したことを発表しました。 プロジェクト管理ツール「Backlog(バックログ)」や、ビジュアル・コラボレーション・ツール「Cacoo(カクー)」、…
スマホにかざすことでビジネスプロフィールが表示される電子名刺「Juice」がリリース
2022年8月10日、エスダムスメディアJAPAN株式会社は、関連会社のEYES iQ株式会社が開発した「Juice」がリリースされたことを発表しました。 「Juice」は、スマートフォンに搭載されて…
「SBINFT」がコンテンツ事業者向けにNFTマーケットプレイス機能をWeb APIで提供する「TOKEN CONNECT」を発表
2022年10月27日、SBINFT株式会社は、新サービス「TOKEN CONNECT」を発表しました。 「TOKEN CONNECT」は、コンテンツ事業者向けにNFTマーケットプレイス機能をWeb …
Webシステムの構築やスマートフォン・アプリ開発の「インプル」が資金調達 システム・コンサルティングの「テクノブレイブ」と業務提携
2020年12月23日、株式会社インプルは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先のテクノブレイブ株式会社とは業務提携契約を締結したことも併せて発表しました。 インプルは、Webシステム…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集