注目のスタートアップ

ペーパーレス経費精算システム「レシートポスト」などを展開する「TOKIUM」(旧:BEARTAIL)が35億円調達

company

株式会社TOKIUMは、総額35億円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、株式会社BEARTAILから、株式会社TOKIUMに社名を変更し、さらに法人の支出管理ブランド「TOKIUM(トキウム)」を新設したことも併せて発表しました。

TOKIUMは、ペーパーレス経費精算システム「RECEIPT POST(レシートポスト)」、請求書オンライン受領・処理サービス「INVOICE POST(インボイスポスト)」を提供しています。

今回のブランド新設により、「RECEIPT POST」と「INVOICE POST」を、それぞれ「TOKIUM経費精算」・「TOKIUMインボイス」に名称を変更し、ブランドイメージを統合します。

今回の資金は、サービス開発・企業のSDGs(持続可能な開発目標)達成をサポートする新サービスの研究開発、人材採用、マーケティングに充当します。

企業では、業務効率化のため様々な業務において電子化が進んでいます。請求書の電子化は以前から取り組みが進み、PDFの請求書をメールでやりとりする光景も日常となりました。

請求書が電子になったことで、請求書の印刷、押印、封筒への封入、宛名書き、投函、請求書の保管・管理などの作業が削減されました。

一方で、PDFの請求書でもまだまだ効率化できる部分はあります。たとえばPDFの請求書は書式が統一されていないため、データ入力・仕訳・振込といった作業は人の手によって行われていることがほとんどです。

さらに、2023年10月1日からインボイス制度がはじまり、消費税の計算が複雑になります。これまでよりも作成・確認に時間がかかるため、請求書にまつわる業務を自動化するニーズが高まってきています。

ほかにも企業の収支に関わる業務としては経費精算があります。アナログな経費精算の場合は、申請の際に会社に戻る必要があります。近年はテレワークの普及など働き方が大きく変わっており、オフィスを主体とした業務フローが非効率的となり、多くの時間的なロスを生み出しています。そのため経費精算システムのニーズも高まっています。

システム・サービスの導入によって無駄な時間が削減されれば、その分重要な業務に時間を割くことができます。たとえば経理であれば、業績管理、予算管理などが挙げられます。これらは企業の競争力の源泉となるものであるため、支出管理の効率化は大きな効果を生んでくれることでしょう。

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ システム 株式会社 経費精算 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
法人成りとは?個人事業主が法人化するメリット・デメリットや手続きを徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「地域づくり京ファンド」が茶葉の生産や茶の加工販売を手がける 「D-matcha」に出資
2023年3月16日、株式会社京都銀行は、一般社団法人 京都府北部地域連携都市圏振興社、一般社団法人 森の京都地域振興社、一般社団法人 京都山城地域振興社、京都銀行、京銀リース・キャピタル株式会社、京…
保護犬猫マッチングサイト「ペトコトお結び(OMUSUBI)」やフレッシュペットフード「ペトコトフーズ」などを展開する「PETOKOTO」が資金調達
2025年5月2日、株式会社PETOKOTOは、資金調達を発表しました。 引受先は、日本テレビと博報堂によるスタートアップ向けグロース支援会社「Spotlight」です。 PETOKOTOは、フレッシ…
家庭用プラズマ美顔器「Un」の「傳心堂」が6,300万円調達
2021年9月1日、株式会社傳心堂は、総額6,3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 先端技術を活用した美容機器の開発を行うビューティーテックベンチャーです。 プラズマ美顔器「Un(アン…
オンラインM&Aマッチングプラットフォーム運営の「M&Aクラウド」が10億円調達
2021年10月27日、株式会社M&Aクラウドは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンラインM&Aマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」を運営しています。 オンラインで買…
「Global Mobility Service」が「スルガ銀行」と業務提携 Web完結型自動車ローンの提供を開始
2022年2月14日、Global Mobility Service株式会社は、スルガ銀行株式会社と業務提携契約を締結したことを発表しました。 今回の提携により、「オートローン(MCCS付き)目的別ロ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集