注目のスタートアップ

荷主と配送パートナーをつなぐプラットフォーム「PickGo」など提供の「CBcloud」が60億円調達

company

2021年12月17日、CBcloud株式会社は、総額約60億円の資金調達を実施したことを発表しました。

荷主と配送パートナーを直接つなぐプラットフォーム「PickGo」や、運送会社向け業務支援システム「SmaRyuトラック」、宅配事業者向け業務支援システム「SmaRyuポスト」を提供しています。

「PickGo」は、法人・個人といった荷主の依頼を、二輪車・軽貨物の個人パートナーや提携する運送会社と直接マッチングするサービスです。

2021年12月現在、二輪車・軽貨物の個人パートナーは合わせて4万人、一般貨物の協力運行会社は1,000社を超え、日本最大級の配送プラットフォームとなっています。

今回の資金は、プロダクト強化や、マーケティング、人材採用に充当される予定です。

物流事業者には、トラック運送や、倉庫業、鉄道運送、航空運送など様々なものがありますが、そのうちトラック運送事業者は全体の約8割を占めています。

またそのトラック運送事業者では99.9%が中小企業と、ほぼすべてが中小企業となっています。

トラック運送業界では、多重下請け構造とアナログな業務が大きな課題となっています。

物流業界では貨物利用運送事業者という、自らは輸送手段を持たずに荷主から依頼を受けて実運送事業者に貨物の輸送を依頼する運送事業者が存在します。

テクノロジーが発展していなかった時代では、情報を収集・整理して貨物の輸送を各運送会社に割り振るという重要な役目を担っていました。

しかし現在ではテクノロジーが発展し、情報の収集・整理といった業務は重要性が低くなりました。

それにも関わらず物流業界ではいまだ貨物利用運送事業者が多く存在しており、多重下請け構造を引き起こしています。

多重下請け構造によって適正な運賃を得られないこととアナログによる非効率により、実運送事業は報酬が低く待遇の悪い業界となってしまっています。

CBcloudは、このことと物流件数の増加などの時代の変化にも対応するため、荷主と配送ドライバーを直接つなげるプラットフォームを構築し運営しています。

一般的な企業では荷物を送ることがたびたびあります。「冊子版創業手帳」では、荷物を効率的に送るノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 宅配 株式会社 物流 荷主 貨物 資金調達 運送 配送
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

コロナ時代の安心安全な次世代スポーツ施設を開発する「エアデジタル」が4,000万円調達
2022年3月2日、エアデジタル株式会社は、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 センサー、AR、プロジェクションマッピング技術を活用した、各種スポーツの体験型シミュレーション…
イヤリング型脈拍フィードバックデバイスを開発・販売する「e-lamp.」が3,000万円調達
2023年6月28日、株式会社e-lamp.は、3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、ANRI株式会社が運営するANRI5号投資事業有限責任組合(ANRI5号ファンド)です…
ファッションに特化したAIを活用したサービスを提供する「ニューロープ」が1億円調達
2019年10月9日、株式会社ニューロープは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ファッションに特化したAIを活用したサービスを企業向けに提供しています。 ファッション・スナップを自動…
メタバースサービス「metatell」を提供する「Urth」が3100万円調達
2025年4月9日、株式会社Urthは、総額3100万円の資金調達を発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は1億600万円となりました。 Urthは、メタバースサービス「metatell」を…
⽉額カーライフサービス「ノレル」などを展開する「IDOM CaaS Technology」が8億円調達
2024年9月5日、株式会社IDOM CaaS Technologyは、総額8億円の資金調達を実施したことを発表しました。 IDOM CaaS Technologyは、中古車販売・買取ブランド「ガリバ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集