注目のスタートアップ

イスラエル国防軍の技術を用いたサイバーセキュリティSaaS提供の「AironWorks」が9,000万円調達

company

2021年11月11日、AironWorks株式会社は、総額約9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

イスラエル国防軍のUnit 8200出身エンジニアが開発した最先端テクノロジーを用いた、企業向け標的型攻撃シミュレーション・訓練プラットフォーム「AironWorks」を提供しています。

従来の標的型メール訓練ではカバーできないSNSやSMS攻撃など、多様な攻撃に対する訓練ができるプラットフォームです。

また、イスラエル国防軍の教育メソッドとゲーミフィケーションを活用したオリジナル教育プログラムを実装しています。

今回の資金は、事業成長の加速などに充当されます。

ハッカーがある企業を標的として攻撃を行い重要な機密情報を盗み取ろうとする場合、大きく分けて2種類の侵入方法が考えられます。

まず1つ目は、Webアプリやスマホアプリなどのアプリケーションの脆弱性を利用し、企業のシステムなどに侵入する方法です。

2つ目は、企業の従業員などに、メール、SNS、SMSなどから不正なリンクを踏ませることで侵入する方法です。

前者のアプリケーションの脆弱性を利用した侵入方法については、アプリケーションの日々の更新などもあり意識をしている企業は多いのではないでしょうか。

しかし後者の人間を介した侵入については、個々人のセキュリティに関するリテラシーに任せられているのが現状です。

もちろんメールの不正リンクを踏んだ際などにはセキュリティ対策ソフトが検知してくれるかもしれません。しかしサイバー攻撃は日々進化しているため、セキュリティ対策ソフトでは検知できないケースも多くあります。

そのためセキュリティ対策を重視する企業では、最新のサイバー攻撃にも対応できる、セキュリティ教育プログラムが求められています。

適切なセキュリティの構築ができず顧客や社会に損害を与えてしまうと大きな損失となるため、セキュリティ対策はコストと捉えるのではなく、事業活動・成長に必須のものと位置づけ、投資と捉えることが重要だと経済産業省は示しています。「冊子版創業手帳」では、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期に実施できるセキュリティ対策について詳しく伺っています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ SaaS SNS ゲーミフィケーション サイバー攻撃 シミュレーション セキュリティ メール 技術 教育 教育プログラム 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
NPO法人設立サムネイル
【2025年最新】NPO法人の設立ガイド|費用・条件・手順を徹底解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人の設立方法を徹底解説|手続きの流れ・必要書類・費用・メリットなど

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

M&Aや株式価値算定に特化したAIエンジン運営の「VANDDD」が資金調達
2019年7月2日、VANDDD株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、フコク物産株式会社です。 M&Aや事業承継の株式価値算定に特化した人工知能エンジンを開発・運営して…
前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を運営する「JPYC」が資金調達
2022年11月10日、JPYC株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 JPYCは、前払式支払手段扱いの日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」を開発・運営しています。 パ…
カンボジアBOPファイナンス事業や小型家電リサイクル事業など展開の「リネットジャパングループ」が1億円調達
2020年7月28日、リネットジャパングループ株式会社は、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 これは、百五銀行が取り扱う「百五SDGs私募債(企業応援型)」によるものです。 リネットジャパ…
AIと量子技術の活用に強みを持つソフトウェア企業「グルーヴノーツ」と「三菱UFJ銀行」が資本・業務提携
2023年7月13日、株式会社グルーヴノーツは、株式会社三菱UFJ銀行と、資本・業務提携を締結し、三菱UFJ銀行はグルーヴノーツの発行済株式の約18%を取得したことを発表しました。 これにより、グルー…
公共政策情報分析プラットフォームを提供する「LobbyAI」が4000万円調達
2025年3月13日、LobbyAI株式会社は、総額4000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LobbyAIは、生成AIを活用した公共情報分析プラットフォームを開発しています。 自治体・政…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集