注目のスタートアップ

「ネクイノ」が資金調達 「ENEOS」と次世代ヘルスケアサービス「スマートライフボックス」を共同開発

company

2021年9月15日、株式会社ネクイノは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、ENEOSホールディングス株式会社です。また、ENEOSとは協業し、共同開発した次世代ヘルスケアサービス「スマートライフボックス」の実証実験を開始したこともあわせて発表しました。

「スマートライフボックス」は、ららぽーと柏の葉(千葉県柏市)にリニューアルオープンした「まちの健康研究所「あ・し・た」」内に設置した無人ブースです。

無人ブースでは、設置された検査機器によりバイタルデータを測定し、医療専門家とのオンライン健康相談サービスを無料で提供します。

健康課題に応じて、地域の医療機関への適切な受診についてアドバイスを行います。

ネクイノは、婦人科領域のオンライン診察プラットフォーム「スマルナ」を運営しています。

アプリから24時間問診を受けることができ、自分に合ったピルを提案・処方してもらえるサービスです。

2018年4月の診療報酬の改定や、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」が公表されたことにより、日本でもオンライン診療・診察が普及する足がかりが生まれました。

オンライン診察は、忙しくて病院に行けない人や、僻地に住む人、移動が困難な高齢者にとって高いニーズがあります。

しかし多くの場合、チャット・ビデオ通話などによる問診のみとなってしまうので、できることが限られているという課題があります。

ウェアラブルデバイスの普及・高性能化によりできる幅は広がっていくと考えられますが、それはまだ先のことでしょう。

「スマートライフボックス」は、無人ブース内に検査機器を用意しているため、通常のチャットやビデオ通話のみのオンライン診察よりも、より多くの診察を行うことができます。

ネクイノがこの実証実験の結果を鑑みて、どのような方向に進んでいくのか注目が必要でしょう。

実証実験は、革新的なサービスの開発・提供のために重要な要素のひとつです。しかし協力してくれる自治体や企業がなければ実施することは難しいでしょう。「冊子版創業手帳」では、協業できる会社を見つけるための一歩として、人脈を作るためのノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 医療 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
起業するには何から始める?誰でもできる起業の仕方や手続き【5ステップで解説】
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

バックオフィス向けクラウドサービス「ジンジャー」提供の「jinjer」が51億円調達
2022年3月23日、jinjer株式会社は、総額約51億円の資金調達を実施したことを発表しました。 jinjerは、バックオフィス向けクラウドサービス「ジンジャー」シリーズを提供しています。 人事労…
医師向けコミュニティサービス「MedPeer」などを展開する「メドピア」が「EPSホールディングス」と資本業務提携
2022年8月9日、メドピア株式会社は、EPSホールディングス株式会社と業務提携契約を締結し、EPSホールディングスに対する第三者割当による新株式発行を行うことを決議したことを発表しました。 メドピア…
パーソナル美容レッスン「blush」を提供する「palplat」が1.1億円調達
2023年11月2日、palplat株式会社は、総額1億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 palplatは、パーソナル美容レッスン「blush(ブラッシュ)」を運営しています。 …
XR向けインターフェースデバイスを提供する「Diver-X」が2億円調達
2024年6月19日、Diver-X株式会社は、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Diver-Xは、XR向けインターフェースデバイスを開発・提供しています。 手がけている「Cont…
イメージ認識型高速セルソーティング技術を用いた治療・診断プラットフォームを開発する「シンクサイト」が28.5億円調達
2021年5月19日、シンクサイト株式会社は、総額28億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIが駆動するイメージ認識型高速セルソーティング技術を用いた治療・診断プラットフォームの…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集