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超高速の品種改良xスマート養殖による水産養殖システムを開発する「リージョナルフィッシュ」が4億円調達

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2020年8月31日、リージョナルフィッシュ株式会社は、総額4億3,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

京都大学大学院農学研究科 木下政人助教、近畿大学水産研究所 家戸敬太郎教授らを創業者とし、京都大学・近畿大学などの技術シーズをコアとして設立されたスタートアップです。

オープンイノベーションを通じて、超高速の品種改良とスマート養殖を組み合わせた次世代水産養殖システムを開発しています。

これにより、“世界のタンパク質不足の解消”、“日本の水産業再興および地域の産業創出”、“海洋汚染の防止”の実現を目指しています。

今回の資金は、水産物の品種改良(対象品種の拡大+新規特性の付与)とスマート養殖の研究開発の推進と、地元京都での品種改良済み品種の上市を目指すことに充当されます。

水産養殖は、農業や畜産業と比べると圧倒的に歴史が浅く、そのため長い時間のかかる品種改良がほとんど行われていませんでした。

リージョナルフィッシュは、30年程度の時間がかかる品種改良を、大学が有する超高速の品種改良技術を適用し、2年という短期間での改良に成功しています。

現在多くのスタートアップが、食糧危機の解決のために、昆虫食や、培養肉、藻類なども盛んに研究しています。

スタートアップは医療や食糧危機などの社会課題を解決する可能性を秘めています。しかし社会課題解決型ビジネスは、ビジネスとして成立させるのに高いハードルがあります。「冊子版創業手帳」では、起業家のインタビューを掲載しています。先人がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることは、ビジネスの成長につながるはずです。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 品種改良 株式会社 水産 養殖
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