創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2019年6月28日「シニフィアン」が200億円規模の新ファンドを組成

2019年6月26日、シニフィアン株式会社は、総額200億円のファンド「THE FUND」を設立したことを発表しました。
上場前段階に差し掛かる、レイター・ステージのスタートアップを主な支援対象としたファンドです。
シニフィアンは、資本業務提携を通じて、未上場スタートアップの経営力強化に向けた、産業金融事業に取り組んできました。
今回のファンド設立により、支援先企業に対して提供するリスクマネー、経営知見などのリソースを拡大し、産業金融事業を強化していきます。
<創業手帳・創業者 大久保幸世の視点>
2周目の経営者が増えていく?
ミクシィで圧倒的な実績を残した朝倉祐介氏。今後、若くして成功したスタートアップの経営者が知見を生かして、2周目、3週目の経営に参画することで、スタートアップの成功確率を上げていくことになるでしょう。メルカリの山田氏の例もありますが、ゼロからの起業はパワーが必要なので他の起業家を支援するのも魅力的なキャリアになってきます。
内部統制で攻めが弱くならないために
起業の母数が増えること自体も日本にとって大事ですが、大きく育つスタートアップがより大きくなると、起業家への期待値も上がり、資金が集めやすくなる、社会的な認知が進むなど、良いサイクルが回っていくことになるでしょう。
カオスな面白さと勢いで始まったスタートアップは、上場前に内部統制の強化という洗礼を受けます。単純な締付けだと、内部体制の整備と引き換えに、会社の面白さやカルチャーが失われるケースも有りますね。
管理面を強化しながら、逆に足腰を鍛えることで、会社の強さ、より攻められる体制をすることも可能ですが、その感覚、ノウハウはやはり1回成功した経営者が強いでしょう。今後、朝倉氏の活躍だけでなく、こうした、1回大きなスケールで実績を残した経営者の再チャレンジが注目されそうです。
| カテゴリ | トレンド |
|---|---|
| 関連タグ | スタートアップ ファンド 資金調達 |
トレンドの創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2025年7月28日、株式会社Back Cast .Designは、資金調達を発表しました。 Back Cast .Designは、建築業界向け工程管理ツール「Back Cast」を開発しています。 …
2023年3月24日、株式会社REJECTは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 REJECTは、プロeスポーツチーム「REJECT」、ゲームタレントブランド「REVIZE」を運営し…
2022年12月6日、Co-Growth株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Co-Growthは、営業育成DXシステム「リフレクトル」を提供しています。 営業力強…
2022年9月26日、株式会社SkyDriveは、総額96億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SkyDriveは、空飛ぶクルマと、30kgの荷物を運搬できる物流ドローン「SkyLift」を開…
2022年12月15日、株式会社オッドナンバーは、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オッドナンバーは、オリジナルIPとコンテンツの企画・開発を行っています。 Web3やメタバースが…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

